A Plunderer's Logic IV 

「略奪者のロジック4 - 世界システムを論証する207の言葉たち - 」を配信します。

紙書籍化の企画が進行していたのですが、例の法案成立を受け版元も逡巡せざるを得ず(早い話ビビったわけで)、結局ウエブの閉域で地下出版(電子書籍として配信)することとなりました。いずれにしろ公共での自由言論は終焉を迎え、今後表メディアにおける本質的な議論や重大問題の提起、あるいは人間尊厳を訴える表現など一切が不能となります。

かくも禁圧の時代このようなコンテンツを配信することは危険だとの忠告を頂くのですが、もはやモボクラシー(衆愚主義)が完成された今社会において僕の文言など検閲の対象ですらなく、つまるところ全くの虚無(社会的影響力などゼロ)なのです。

それはヒトラーが全権を掌握した直後に「わが闘争」を刊行し、衆愚政治の手口とファシズムの欺瞞をさらけ出しながら、被抑圧者は反抗を企てるのではなくむしろ嬉々として自己を放棄し権威(ナチ党)と同化したように、我々の体系も頭脳作業(新たな知識を獲得しパラダイムを転換すること)など不明であり、ゆえに本書が対抗的な思潮を惹起することなどあり得ず、そのように絶望的なヒューリスティック(知的怠惰)が民族精神の基質なのです。

この前提において本書は啓蒙や告発を目論むものではなく、国民層の0.001%にも満たないマイノリティ(覚醒者)たちに向けた思想レジュメに過ぎないのだけれど、もしこれにより知識欲が昇華されるのであれば、それもまた反逆の一形式だと思うのです。換言するならば、いかなる虐政も精神の自由、知性の躍動を奪うことなどできないのです。

なおコンテンツは昨年のブロマガ記事を土台としておりますので、その集約である「思想犯罪CASCADE」(ブロマガ読者限定)をお持ちであればあえて購読される必要はありません。しかし本書は鮮烈な207の言葉たちとともに再編され、全く別物に仕上がっておりますので、おそらく幾多の新しい発見があり、獲得した知識がさらに強化され、我々が存する世界への理解がより一層深まるのではないかと確信します。

構成は従来どおり一つの箴言に対し一つの解説を対置させ、抽象と具象を併記することにより事物を明確に観念化するのであり、DNA対合のように相補的な交換が体系知を紡ぐのであり、そのようなプログラムの堆積が意識を発火させるのであり、それは旧い自身が予期せぬ者へ刷新される「異化効果」の衝撃なのです。

執筆した僕は教養人でも学識者でもなく、全く凡庸な市井の者に過ぎないのですが、援用したフレームワーク(洞察の枠組)は近代知的遺産の集約であり、その前提において本書はおおよそ最高濃度の科学書であると自負する次第です。

毎度のウルサイ能書きはさておき、読み物として大変面白く仕上っておりますので、電子メディア特有の無味なフォーマットさえご容赦頂ければ十分に楽しんで頂けると存じます。今回の表紙はミリタリーを基調としているのですが、読み進むに連れそれを伏線とする壮大な世界システムの全貌が顕れるのであり、つまり我々は論証というひとつの旅を共にするのです。

末筆となりますが推薦文を賜りました各界の重鎮方にこの場を持ちましてお礼を申し上げます。藤沼伸一さん、さかもと未明さん、植草一秀さん、マッド・アマノさん、 ありがとうございました。無名の僕にとって身に余る光栄です。

表紙画像 with words

購入はこちらから  http://p.booklog.jp/book/95691

このような時代ですので、不特定多数が閲覧する試し読みは設定しておりません。ご了承下さい。誤植が発生した場合はその都度校正致しますので、再ダウンロードをお願い申し上げます。一度購読されて以降の再DLは無料です。PDF、楽天kobo、e-Pubなどのフォーマットにも対応しておりますが、ノーマルのPC画面が最も読みやすいと存じます。ゆえにkindleをお持ちの方はいったんパブーで購入し、その後kindle端末へ転送することを推奨致します。なおアマゾン(kindle)配信は約2週間内の予定です。


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Comments

どさくさ紛れにこちらも告知をば

では、私の方からも告知。

毎週金曜日21:00~23:00 JR高円寺駅北口前広場でTPPストリートミーティングをやっております。始めてからあと1ヶ月で丸2年経ちますが、内容は、農業問題は勿論、原発問題から選挙、各法案、世界中で起きている紛争まで含めマルチイシューですが、最終的にはすべての道はTPP(或いはコーポラティズム)へというシングルイシューに繋がっているというのがコアメンバーの認識ですので、昨今の世の中・政治に不安を抱いているブロマガ読者の方々、是非一緒に語り合いませんか?この試みは従来のトラメガ等を使った抗議行動等とも違う一種独特のスタイルで、首都圏運動界隈でもようやく認知される様になり、現在、同様な試みは、名古屋~三重県桑名市にまで広がりました。Twitterからは、ハッシュタグ付き→#TPPちゃぶ台で検索して下さい。では皆様お待ちしております。

Re: どさくさ紛れにこちらも告知をば

> TPP(或いはコーポラティズム)へというシングルイシューに繋がっている


ボリビアの水騒動のように、多国籍企業といえども相手国民衆に結束されたら手の出しようがないわけで、だからこそ低民度の国を狙って策略を仕掛けるのでしょうね。この国の義務教育は馬鹿の量産システムです。

配信ありがとうございます

やっと今夜から読み始めました。
「国家に売られた」とは上手い表現ですね。でもまさしくそうです。そしてそのことに気づいている日本人は非常に少ない。
略奪され続け、貧困層が増えているにも関わらず二年数ヶ月後には消費税が10%…。私のところなんか食べ盛りが三人いるのです。今でさえエンゲル係数高いのに消費税が10%になったらどこを削れば良いの?あの男子三人にダイエットなんか説いたところで無駄だし…。
パート、アルバイトを掛け持ちして食いつないだり、親の家を出ないで肩を寄せ合うように暮らす人達も少なくありません。親のほうとしても年金が少ないし子供が少しでも家にお金を入れてくれると助かりますよね。

Re: 配信ありがとうございます


> 「そしてそのことに気づいている日本人は非常に少ない。


最近とってつけたように少子化対策といっていますが、保育料の引上げや勤労の中心層の非正規化強化とか、実質国策として超少子化策を推進しているわけですが、これの作為に気付いている人も少ないですよね。

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